- 疾走するSFヒーローアクション!
ここに完結!!
数々の怪事件を解決してきたXマンの前に
立ちふさがる最後の敵は、因縁の――!?
あらすじ
かつて黒十字団が狙っていたモンスター鉱石が
爆発事故を起こした! その異変はおそろしく、
爆発現場のモンスター島では昆虫が巨大化し、
パトロールする西郷ら宇宙警察に襲い掛かってくるほどだ。
だがそれはもっと恐ろしい事件の前触れでしかなかった――。
混乱に乗じて暗躍するヒトデ党の謎とは!?
解説
1960年に「少年画報」で連載が開始された『Xマン』は、当時、
同雑誌に『まぼろし探偵』を連載していた桑田次郎のSF作品である。
61年には『まぼろし探偵』と同様にラジオ放送もされており、
両作品には似通った点がある(変装して正体不明の主人公など)が、
作品の傾向としては、はっきりと異なっている。
『まぼろし探偵』はアクション重視で読者を魅了したが『Xマン』では
アクション以上に主人公の乗り物のUFOでの空中戦や、巨大なロケットや
地底戦車など『まぼろし探偵』では描いていないメカを描いてみた――と
いう印象を受ける。まさに本作は別路線の『まぼろし探偵』と呼ぶに
相応しいのではないだろうか? 今回は「少年画報」に連載された
全エピソードを収録し、[完全版]とした。
『まぼろし探偵』につづく桑田次郎のヒット作品の系譜を見届けて欲しい。
Xマン〔完全版〕【下】|桑田二郎|パンローリング
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