- ISO/TS22002-1:2009とは、「食品安全のための前提条件プログラム」第一部「食品製造編」である。ISO22000は、ISO9001とHACCPとの統合であったが、HACCPの前提条件とされるGMP、SSOPといわれる部分が手薄という問題点があった。
特に食品小売業界の国際ネットワーク(CIES)の食品安全規格を担当するGFSI(Global Food Safty Initiative)のガイダンス文書に照らしてその部分を強化したものが、このISO/TS22002-1の規格である。
本書のサブタイトルは、「食品安全衛生管理手法を中心としたISO22000前提条件プログラム構築の手引き」となっているのも、そのためである。
解説の形式は、要求事項の逐場解説であるが、前段にこれまでの経緯が述べてあり全体の相互関係を理解する上で大変分かりやすく整理されている。
現場視点で読み解くISO/TS22002-1:2009実践的解釈|矢田富雄|幸書房
ISO/TS22002|FSSC22000|前提条件プログラム
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- 現場視点で読み解くISO/TS22002-1:2009実践的解釈
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