
- 本書は、1992年に日本海は山形・酒田港開港500年を記念して開催された「日本海食文化フォーラム500イン酒田」で講演されたものを編集して発行したものである。丁度、酒田港の沖に浮かぶ「飛島」でつくられていた「イカの塩辛」が実は「魚醤」だったことが分かり講演の内容は、日本で初めての「魚醤」をメインテーマとしたものとなった。東南アジアのベトナムやタイの魚醤油が話題になってきたころで、大変盛況のうちに終了した。今でも本書のほかに日本での魚醤油についてまとまったものはあまり類書がなく、品切れとなっていたが、電子ブックとして復活させ、興味のある方に読んでいただくことになった。
魚醤文化フォーラムin酒田|石谷孝佑|幸書房
魚醤油|いか|いしる