- ライプニッツのモナドを論をヒントに観測問題をついに解決! 意志・意識を物理学の範疇に取り込んだ新しい究極の物理学。コペルニクス的転換の書。
唯心論物理学の誕生|中込照明|海鳴社
相対性理論|唯心論|量子力学
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まえがき
私の物語
本書の構成について
第1章 物理学と世界モデル
非常識な理論
「何が」の理論
哲学的方法と物理学的方法
ピラミッドとアーチ
観測問題
ニュートン力学と自由意志
相対性理論と絶対的四次元時空の概念
流れる時間あるいは「今」
物理系と自然なシズテム
意志及び意識
内部と外部
相対世界と唯心論
モナド論と階層的模倣の原理
第2章 量子力学の構造と観測問題
量子力学系
状態ベクトル
「空間」という言葉について
測定と固有状態
測定に伴う状態ベクトルの収縮と確率
複合系の状態ベクトル
ユニタリー時間変化
観測過程の分析:観測は不可能である
シュレーディンガーの猫
スピン・システム
EPR問題と同時性の問題
第3章 観測問題に対するさまざまな解決策
個別系VS統計集団
個別系記述の立場
フォン・ノイマンの理論:意識導入による解決
新たに確率プロセスを導入する立場
収縮不用の立場:多世界解釈
形而上学
集団記述の立場
ブラウン運動の理論
確率分布関数
確率分布関数と波動関数の類似
古典集団派:隠れた変数の理論
量子集団派
統計演算子
巨視化の極限操作
問題点
純粋集団の一様性
量子集団の見解
コペンハーゲン解釈
第4章 モナド論的世界モデルの試み
世界モデルの目的
唯心論と唯物論
コペルニクス的転換
世界モデルにおける量子力学と相対性理論の役割
基底構造と高次構造
ヒントとしての高次構造
唯心論世界モデルとしてのライプニッツのモナド論
基本システム
非空間的存在と内部世界
予定調和
ローレンツ変換と予定調和
コンピュータ・ゲームと予定調和
自分と他人
意志作用
モナド論による量子力学および相対性理論の解釈
二つの時間と変化の記述としてのプログラム
記述者の時計とモデルの解釈
世界モデルの記号的構成:公理系として
第5章 世界モデルから経験世界の説明へ
モデルの限定
公理系の意味付けのための仮説
相対世界と絶対世界
世界の見え方
存在論と現象論
物理学的世界
相互作用の概念について:モナドは物理的な意味での相互 作用はしない
流れとしての時間と空間的広がりとしての時間
流れとしての時間パラメーターの構成
物理時間との関係および状態の変化について
定数μの決定不可能性について
時間は勝手に流れる
統計力学的世界=物質の形成
モナド構造による乱雑さの生成機構の出現
物質性の概念
モナドの個数について
巨視的に区別される状態
観測問題
自動機械の生成=モナド世界の構造化
モナドの進化論
高次レベルでの唯心論
唯心論と機械
付録
解説 保江邦夫
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