- 恐ろしい本が出たものである。もしかして、今のおぞましいイジメ風潮はこの本をもって終滅するかも知れない。
この本の筆者は、いじめられっ子に奮起を促すつもりで書いたのであろうが、私はそうは受け取らなかった。
まず、いじめる方が戦慄する……というのが私の見方である。
「あいつ、おとなしい顔しているが、本気で俺を呪殺しようとしてるんじゃなかろうか、このまま続けていちゃーヤバイかも」
疑心暗鬼というものは、どんどんふくらんでいくものである。
もう一つ言えば、「いじめる側の人間の方が、心の闇は濃い」これは心理学者が共通して指摘することであるからして、この本の影響は必ずや、イジメッ子(ゴリラ)の大量自滅現象を引き起こすことであろう。勿論、いじめられる方も、健気(けなげ)にも呪殺に踏み切る子が多数出ることは間違いないだろう。
上記の二つが重なって、イジメはあっという間に駆逐されることを確信出来る本である。
イジメッ子はゴリラ|天上十印|明窓出版
イジメ|教育|登校拒否
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