- 特集は、「竹原義二―場を解く」。
「建築をつくるときにはまず、“場”の存在を考えることを出発点としている。」この言葉をはじめに、竹原さんの住まいづくりにおける哲学が繰り広げられていきます。数々の要素が自然に重なり合う心地よい住まいができあがるまで、竹原さん率いる無有建築工房が何を手始めに、どのようなことを考えながら設計を進めていくのか、じっくりと掘り下げていきます。その設計手法が組み込まれた事例として、平面の力、時間の経過、断面の力、環境、場の力、素材の力といった設計のキーワードをもとに、5軒の住まいを紹介します。豊富な原図や手描きのスケッチとともに、竹原さんの住まいづくりを存分に味わっていただけます。
特別記事は、「住宅の保存を考える 住み継がれるモダニズム建築」。
1935年に竣工した土浦亀城邸は、住まい手の土浦亀城と信子夫人にこよなく愛され、二人が亡くなったあとも土浦ご夫妻と共に暮らした中村常子さんによって当時の姿のまま住み継がれています。この住宅の建築的な価値や、そこにどのような暮らしがあったのか、建築家の藤森照信さん、中村常子さん、モダニズム建築を研究する田中厚子さんらに、さまざまな視点からお話を伺います。
住宅建築 2013年02月号No.437|建築資料研究社
竹原義二|場|無有建築工房
- shinanobook.com HOME >
- 住宅建築2013年02月号No.437
[特集]
竹原義二 ―― 場を解く
街と緩やかに繋ぐ庭
山本町北の家
設計=無有建築工房
敷地の余白を庭として街に開く
東淀川の家
設計=無有建築工房
上下階を緩やかに繋ぐ中庭をつくる
諏訪森町東の家
設計=無有建築工房
土間と中庭が繋ぐ平屋のような住まい
西春の家
設計=無有建築工房
光庭で上下階を緩やかに繋ぐ
玉造の家
設計=無有建築工房
[住宅紹介]
横内建築設計事務所の仕事2題
音と空気のやさしい流れ
姫路のソーラーハウス
設計=横内敏人建築設計事務所
桜並木の外堀にひらくたたずまい
上越高田の家
設計=横内敏人建築設計事務所
[特別記事]
住宅の保存を考える
住み継がれるモダニズム建築
土浦邸の二つの重要性
社会史的重要性と建築史的重要性
……文=藤森照信
土浦亀城邸を住み継いで
……中村常子・談 聴き手=松隈 洋
モダニズム建築のさきがけとしての土浦亀城邸
……文=田中厚子
「清らかな意匠」と「綺麗さび」
広間の茶室・谷口吉郎の美を解く
……寄稿=松?照明
[シリーズ]
数寄屋を訪ねる
待庵とおこし絵図 その2
図面に秘められた真実の姿
……文=金澤良春
研究室からフィールドへ 第2回
法政大学 渡辺真理研究室、横浜国立大学 北山恒研究室(現Y-GSA)、
早稲田大学 古谷誠章研究室、日本女子大学 篠原聡子研究室
「月影小学校再生計画」
[連載]
詳細図で読み解く住まい 第11回
木村ボックス(1976年)
設計=宮脇檀建築研究室
言葉と思考 第11回
多摩川源流 山梨県 小菅村
……図面・文=金澤良春
書評
『地球全史 写真が語る46億年の奇跡』(2012年、岩波書店)
写真=白尾元理 解説=清川昌一
……文=兼岡一郎
講演会レポート
イベント・ニュース
プロフィール
次号予告
住宅建築 2012年12月号No.436 ¥1,900 | |
住宅建築 2012年10月号No.435 ¥1,900 | |
住宅建築 2012年08月号No.434 ¥1,900 | |
住宅建築 2012年06月号No.433 ¥1,900 | |
住宅建築 2012年04月号No.432 ¥1,900 | |
住宅建築 2012年02月号No.431 ¥1,900 | |
住宅建築 2011年12月号No.430 ¥1,900 | |
住宅建築 2011年10月号No.429 ¥1,900 | |
住宅建築 2011年08月号No.428 ¥1,900 | |
住宅建築 2011年06月号No.427 ¥1,900 | |
住宅建築 2011年04月号No.426 ¥1,900 | |
住宅建築 2011年02月号No.425 ¥1,900 | |
住宅建築 2010年12月号No.424 ¥1,900 | |
住宅建築 2010年10月号No.423 ¥1,900 | |
住宅建築 2010年08月号No.422 ¥1,900 |
ページ先頭へ