- 本書は、40年以上も映画・テレビの映像編集の仕事に打ち込んできた著者の、ジョン・フォードに捧ぐ巨編の恋文である。西部劇から芸術作品までの世界の映像作家と作品、そしてジョン・フォードと二十世紀のアメリカについて、束幅35ミリにもなるぶ厚い本の形にして語り続けた。熱烈な映画ファンにはぜひ本書を楽しんでいただきたい。また、映像に関する歴史資料としても、関係者にお届けしたい。
ジョン・フォードを知らないなんて シネマとアメリカと20世紀|熱海鋼一|風人社
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- ジョン・フォードを知らないなんて
第1章 初めにジョン・フォードがいた
第2章 シンプル -フォードのアメリカ
騎兵隊三部作「アパッチ砦」「黄色いリボン」「リオグランデの砦」
第3章 西部 -フロンティアへの信望
サイレント時代「アイアンホース」「三悪人」から「駅馬車」の誕生
第4章 職人 -「駅馬車」に至る長い道のり
「男の敵」「周遊する蒸気船」「ハリケーン」「テンプルの軍使」
第5章 アメリカ -フォードの栄光
「若き日のリンカーン」「果てなき船路」「怒りの葡萄」「タバコ・ロード」
「わが谷は緑なりき」
第6章 信義 -犠牲と栄誉
第二次世界大戦 ドキュメンタリーと「コレヒドール戦記」
第7章 フロンティア -戦争は終わった
「荒野の決闘」「逃亡者」
第8章 ピュア
「三人の名付親」「幌馬車」
第9章 心の故郷
「静かなる男」「太陽は光り輝く」
第10章 人生のまどい
「モガンボ」「長い灰色の線」「ミスター・ロバーツ」
第11章 友情 -仕事人間の罠
「荒鷲の翼」
第12章 詩 -ハリウッドからの逃避と逸脱
「月の出の脱走」「スコットランドヤードのギデオン」「最後の歓呼」「騎兵隊」
第13章 アナーキー -変革の予感
「バッファロー大隊」「馬上の二人」「リバティ・バランスを射った男」
第14章 老境 -衰退と歓喜
「西部開拓史」「ドノバン珊瑚礁」
第15章 「いつか……」の終焉
「シャイアン」「荒野の女たち」
第16章 ザ・サーチャー -「捜索者」のアメリカ
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