- 消費者の食品安全要求はますます高まっており、厚労省はHACCPの義務化を発表しました。中小食品企業の経営者は少ない経営資源をできるだけ有効に活用して、食品安全リスクに立ち向かわなければなりません。本書では、中小企業がどうしたら効率よく自社の食品安全リスクを減らすことができるかを、実戦的に示しています。
本書の前半では、特に経営者やトップマネジメント層に対して、食品安全マネジメントに必要な知識と、リスクと向き合う姿勢を、経営的な観点から解説しました。
後半では、リスクを低減するためにHACCPより先にまず取り組まなければならない「一般衛生管理」について、具体的な手法と実例を交えて、詳しく解説しています。
時代の変化に流されることなく、真に強い食品安全経営を実現するため、ぜひ本書をご活用ください。
一般衛生管理による 食品安全マネジメント|角直樹|中村滋男|幸書房
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- 一般衛生管理による 食品安全マネジメント
第1 章 食品安全経営マネジメントに取り組む準備
1.1 食品安全経営の重要性―「事業を伸ばす」ことと
「リスクを避ける」ことのバランス
1.2 中小企業の食品安全経営
1.3 自社の「食品安全経営レベル」をチェックしてみよう
1.4 食品安全経営に取り組むために必要な知識
第2 章 自社の食品安全リスクに対する認識
2.1 リスクマネジメントの基礎知識
2.2 食品安全リスクマネジメントを実施
2.3 リスク対策の取り方を決める
2.4 一般衛生管理の食品安全対応体制をチェックする
第3 章 生産を支える施設・ユーティリティ・資源の
リスクと管理
3.1 工場敷地・施設のリスクと管理
3.2 原材料のリスク管理
3.3 排水の管理
3.4 廃棄物の管理
3.5 化学薬品の管理
3.6 一般衛生管理の中での従業員管理とリスク対策
第4 章 生産工程のリスクと管理
4.1 一般的な生産工程のリスクと管理
4.2 生産工程の特定リスク対策(異物,微生物,アレルゲン)と管理
4.3 出荷判定,回収についてのリスク管理と対策
4.4 表示管理についてのリスク対策
4.5 一般衛生管理を担保する組織と文書
第5 章 食品安全経営を実現する組織運営
5.1 規則を守る企業風土
5.2 トップダウン―経営者のコミットメント
5.3 理念(食品安全方針)
5.4 組織体制
■〈特別寄稿〉食品の品質について
付録1 食品安全に関する法律体系
付録2 食品等事業者が実施すべき管理運営基準に関する指針
付録3「食品等事業者が実施すべき管理運営基準に関する指針」を活用した衛生管理度調査表
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