- 歴史には、「もし」という言葉は許されない。しかし、仮に「本当の民主主義」が戦後、六〇年間使われ、民主主義の精神と制度が教えられ、深められていたらどうであったろうか―― この問いかけから始まる、本当の意味での「民主主義とはいったい何なのか」戦前の理想と戦後の現実のギャップを、私たちは改めて見直さなければならないことをこの本は明確に示している。思想を掛け違えているせいで、日本はひどく弱体化してしまっていた。謝罪ばかりして、国力がなければ、経済も落ちる一方にある日本を救えるのか。今後の私たちの課題であることは間違いない、とこの本が教えてくれている。
黒い民主主義/赤い民主主義|高尾 栄司|明窓出版
- shinanobook.com HOME >
- 黒い民主主義/赤い民主主義