- それぞれの地域を拠点に設計施工を行う4組を紹介する。素材と職人の力を引き出し、独自の建築をつくり出す宇野友明建築事務所。伝統に根ざしながら現代の暮らしに寄り添い、庭も手がける安藤工務店/安藤建築設計事務所。地域の風景に溶け込み、造作による細やかな住まいづくりを行うバウムスタイルアーキテクト。大工・職人を育て、建築づくりを通して山の循環を目指す六車工務店+六車誠二建築設計事務所。設計施工の取り組みは4組それぞれだが、共通するのは、建主にとってどんな建築が良いか思考を繰り返し、「設計」を軸にしながら、職人とのコミュニケーションを取り「施工」し、共に創造していこうという姿勢だ。4組の取り組みから、設計施工による建築の可能性を探り、設計者・職人・建主・素材の関わりについて考える。
住宅建築 2024年06月号(No.505)|建築資料研究社
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- 住宅建築 2024年06月号(No.505)
巻頭記事
旧柏倉家住宅
地域文化を育み、記憶する家
木と土と人が生みだす東北近代の家
文=上野英二
この家に2度暮らして――16代当主・柏倉桂子さんに聞く
特集
設計施工の思考と創造
宇野友明建築事務所
つくる喜びと楽しさを与えてくれる場所
三河湾の眼前に建つ列柱
寺部のゲストハウス 設計・施工=宇野友明建築事務所
安藤工務店 安藤建築設計事務所
見る人の胸に何物かを刻みつける建築
丘の上に建つ、折置組で構成されたのびやかな平屋
妹尾崎の平屋
設計・施工=安藤工務店 安藤建築設計事務所/安藤洋介
バウムスタイルアーキテクト
職人・建主とともに心地よい場をつくる
全体が緩やかに繋がり、庭と読書を楽しむ住まい
御津の家 設計・施工=バウムスタイルアーキテクト/藤原昌彦
六車誠二建築設計事務所 六車工務店
ローカルとローカルを繋ぎ導く、設計の役割
縦横3つに分節された空間が借景の緑と風を取り込む
Arca 設計=六車誠二建築設計事務所 施工=六車工務店
特別記事
聴竹居
自然・人・技を繋ぐデザイン
よみがえった風景と藤井の言葉から読み解く
100年前と100年後の聴竹居
文=松隈章
設計者藤井厚二の想い
聴竹居保存修理工事からの推考
文=稲田朋代
現代のつくり手たちに聞く
修復から見えてきたこと
文化財として再生された庭園空間
藤井の追求した理想の庭園に思いを馳せて
文=加藤友規
シリーズ
登録有形文化財のこれから 第7回
持続的な保存・活用のために季節を愛でる食事処へ改修
飯沼本家主屋
改修設計=建築設計事務所 山田屋/山田哲矢 施工=岩瀬建築
研究室からフィールドへ 第45回
芝浦工業大学
空き家改修プロジェクト 東伊豆設計室
連載
次代の建築家 第14回
明恵庵 設計=kvalito/水上和哉
INTERIOR -Sense of Progression- 第33回
Brooks'Apartment MIKI TAKASHIMA
手描き図面に込めた想い 第18回
広瀬鎌二の建築 その6(最終回)
RCH-11(上小沢邸)SH-60
監修・文=広瀬鎌二アーカイブス研究会
書評『建築家による「日本」のディティール――モダニズムによる伝統構法
の解釈と再現』(青柳憲昌 著、彰国社)
評者=玄田悠大
イベント
プロフィール
次号予告
住宅建築 2024年04月号No.504 ¥1,900 | |
住宅建築 2024年02月号No.503 ¥1,900 | |
住宅建築 2023年12月号No.502 ¥1,900 | |
住宅建築 2023年10月号No.501 ¥1,900 | |
住宅建築 2023年08月号No.500 ¥1,900 | |
住宅建築 2023年06月号No.499 ¥1,900 | |
住宅建築 2023年04月号No.498 ¥1,900 | |
住宅建築 2023年02月号No.497 ¥1,900 |
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