- 白紙からつくりはじめる新聞は日々完全を追う不完全
蜜蜂がおとがい頤を垂る逝く日までニュースにまみれ生きてゆくのか
湧き上がる。真夏の空の青さから積乱雲の白とめどなく
言葉が広げる波紋の大きさ・小ささ、明るさ・暗さ、強さ・弱さ、堅さ・柔らかさ……。言葉というものの手触りを、毎日、実感している作者ならではの第一歌集である。人と人を結ぶのは言葉。言葉は人を育てもするが、人を殺す凶器にもなる。言葉を通して歴史が作られる現場に光が当たるスリルを味わうことができる一冊。 佐佐木幸綱
夜明けのニュースデスク|加古陽|ながらみ書房
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夜明けのニュースデスク
紺碧の海
影を落として
グラウンド・ゼロ
FUKUSHIMA
春の数学
生きるんでぇ
午後の五時
着信
青柿
死と生
断想・犬吠埼にて
フェイク
重力
履歴
軍命
銀鱗
猫又坂
赤誠
潔白
老いた眼
王位戦第六局
北京の雨
令和改元
鴨川
王冠
No Museum,No Life?
春の小川
群青
朝の光
あとがき
初出一覧
<栞付き>
歌に込められた”戦禍の記憶” 大石芳野
硬派の抒情性 栗木京子
事実から歌へ 小池昌代
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