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日本の漢字のプリンシプル

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日本の漢字のプリンシプル

小池清治

出版社:
ポット出版
判型:
四六判
ページ数:
160ページ
発行日:
2010/09/01 
発売日:
2010/09/01 
対応端末:
PC, iPhone, iPad, Android, Tablet

PC版:ストリーミング対応
iPhone版・iPad版・Android版・Tablet版:ダウンロード5回

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2010年秋に告示予定の改定常用漢字表は、
方針が複数あるためグズグズである。

なぜ常用漢字表は一つの原則(=プリンシプル)をつらぬくことができないのか?
漢字と日本語の歴史を紐とけば、その理由が見えてくる。

中国では''キッチリ文字''だった漢字は、なぜ日本に来て''ユル文字''になったのか?
日本語は、不思議な''ユル文字''=漢字とともに、生き残っていけるのだろうか?

漢字のユルさがよくわかる練習問題&解答付。

日本の漢字のプリンシプル|小池清治|ポット出版


1 不思議なことに、「私 は 日本人 です。」が読めない!
─日本の漢字はユル文字、仮名はキッチリ文字
2 「日本橋」(にほんばし)と「日本橋」(にっぽんばし)
─日本の漢字は非自立的で、文脈の助けを受け、初めて文字として機能する
3 「ニホン」は誤読から生まれた!
─文字読みとことば読み
4 「鳥瞰図」は「トリアエズ」とは読まない!
─ことばを知らないと日本の文字・漢字は読めない
5 「大石良雄」は「おおいし よしお」ではなかった!
─日本人の名前は読めない。漢字は読みが難しく、広辞苑も間違える
6 漢字滅亡の危機を救ったものは何か?
─日本の漢字の恣意性はことばの恣意性の反映
7 中国における漢字1 その誕生と書体の変遷
─神様の文字から人間(知的エリート)の文字に、そして人民の文字へ
8 中国における漢字2 その成り立ち
─中国語(漢語)が漢字を生み出した。中国の漢字はキッチリ文字
9 中国における漢字3 その仕組み・使い方
─「六書」のこと
10 中国における漢字4 その組み立て
─「点画」と「部首」のこと
11 中国における漢字5 現在の中国の漢字
─簡体字の成立、中国語が表音文字(かな)を持たなかった理由
12 日本の漢字1 漢字の伝来
─『古事記』は漢字で書かれた漢字仮名交じり文。相手依存の書記体系
13 日本の漢字2 仮名の開発と漢字の変質
─日本語は仮名だけで十分か? 砂糖と塩になった男
14 日本の漢字3 漢字の現在と未来
─漢字が問題とされる時・改定常用漢字表

付記 改定常用漢字表について
─R軸とF軸、効率主義と人間主義

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