- 本が売れない。1996年にピークを迎えた出版物の総売上は、2008年にはその4分の3程度にまで落ち込んだ。
一方で、インターネットの利用者数は90年代後半の約8倍近くまで増加し、コンテンツの需要はますます増している。
そのような状況の中で、情報学研究、出版、大学、印刷、行政、コンテンツ流通、図書館、新聞、放送・イベント、ミュージアム、法曹という各分野から有志が集まり、出版コンテンツの今後を考える会として「出版コンテンツ研究会」が発足。
もう一度、出版という営みの原点に立ち戻り、出版コンテンツが生き残る可能性を報告する。
出版、音楽配信、印刷、役所、ITの現場のエキスパートに出版コンテンツの現状と未来を訊くインタビュー、現状の理解を深める豊富なデータに、詳細な注釈付。
デジタルコンテンツをめぐる現状報告 出版コンテンツ研究会報告2009|出版コンテンツ研究会|
岩本敏|加茂竜一|小林弘人|境真良|佐々木隆一|柳与志夫|ポット出版
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- デジタルコンテンツをめぐる現状報告
はじめに●柳与志夫(国立国会図書館資料提供部電子資料課長)
第一章●出版コンテンツ研究会報告書
第二章●現状報告(インタビュー)
◎「紙」にとらわれないコンテンツ─岩本敏(小学館社長室顧問)
◎電子書籍流通の最前線─佐々木隆一(モバイルブック・ジェーピー代表取締役会長)
◎デジタル時代の印刷業の役割─加茂竜一(印刷会社)
◎コンテンツで得られる利益を再配分すべきだ─境真良(経済産業省商務情報政策局情報経済課課長補佐)
◎ウェブを身体で理解しろ─小林弘人(インフォバーン代表取締役CEO)
第三章●出版コンテンツ研究会議事録
※現状の理解を深める豊富なデータに、詳細な注釈付。
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