- ぼくは、幼い頃から男の子とばかり遊んだ。女の子みたいに飾ることもせず、スカートも嫌がって穿かなかった。ところが、小学校にはいると「オトコ・オンナ」と呼ばれ、激しい苛めを受けた。中学はスカートを穿かなくてもよい学校を選んだので、比較的幸せだった。高校も制服のない学校を受験したが、変なハプニングで落っこちてしまった。そこで泣く泣く親父の勧める学校に入学したが、そこは……。
日見子たちの城｜唐瀬光｜青山ライフ出版
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