
- 最大の課題『雇用問題』
解決のための手立てを探る
業界の最大の課題、それが『雇用問題』です。
売上げを上げていくためには、人(スタッフ)の力が必要ですが、美容学校への入学希望者自体が減少傾向で、さらにせっかく興味を持っても、長い練習時間や社会保険の未導入等のイメージが根強く残り、子供が美容師になることに親はあまり良い顔をしないという声さえ聞こえてきます。
また美容学校に入学したとしても、さまざまな理由によりヘアサロンに就職しない生徒も増えてきているそうで、となれば、現在のヘアサロン件数では競争率もかなりのもの。
業界は、そうした人手不足を打破しようと労働環境の改善に努めていますが、しかしヘアサロンが実際に求人に取り組み、多大なコストをかけたとしても、一部を除きなかなか人が集まらないのが現状となっています。
そこでサロンオーナー11月号では、美容業界の雇用問題について、労働環境、教育カリキュラムの構築、そのアプローチの仕方等、ヘアサロンの取り組みを取材。さらに美容学校にもお話を伺い、ヘアサロンに就職できる人材をどう育成しているか、また学生の「こんなサロンで働きたい」という声も紹介し、解決への手立てを探っていきます。
サロンオーナー2014年11月号|理美容教育出版