
- 安定経営の第一歩
『就業規則』が必要なワケ
『スタイリストになる前に辞めてしまう』とはよく聞くことですが、それではサロン経営に少なからずの影響が出てしまいます。
ですからスタッフに長く勤めてもらうために、教育制度の充実を考えると思います。ただその前に『就業規則』を作ることをお勧めします。労働基準法では、『常時10人以上の労働者を使用する場合は就業規則を作成しなければならない』とありますので、確かに小規模サロンでは後回しになっているかもしれません。しかしひとりでもスタッフを雇用しているならば、就業規則を作成する。それが安定したサロン経営につながっていくと考えられるからです。
求人に高コストをかけても、ひとりも採用できないといいますが、やはり親としては自分の子供を就職させる際、少しでも労働条件の良いサロンを望みます。ですからなおのこと、しっかりとしたルールがあることが求められているのではないでしょうか。
そこでサロンオーナー3月号はサロン取材から『就業規則』の必要性を探り、またどのように作成していけばよいのかも見ていきたいと思います。
サロンオーナー2015年3月号|理美容教育出版