
- 天皇を知らずして楠木正成と足利尊氏は語れない!
今でも皇居前広場の一角に馬上ゆたかな、忠臣楠木正成の銅像が立っている。 日本が敗戦を迎えるまで、楠木正成は皇室を守る大忠臣として、また、人間の範とされていたが、戦後は一転して、人民に歯向かう悪党の一人であった様に言いふらされてしまった。ところが戦後五十五年になるというのに現在まで、人民に歯向かったはずの悪党の銅像が倒壊されることもなく、今なお皇居を見守るかのごとく颯爽と立ち続けているのである。
日本国民のほとんどが国粋主義を嫌い、国家神道の存在を否定したにかかわらず、戦争推進の本尊ともいうべき楠木正成の銅像が何故破壊されなかったのか?
これは誠に不思議なことではあるが、実は破壊することの出来ぬ強力な力が働いていた。
後醍醐天皇|竹田日恵|明窓出版