
- 楽しい事例を交えながら展開されるのが本書の特徴。大きなテーマは2つ。
1つ目は、自分が相手に与える印象を変えていく方法を事例を交えて紹介。相手に「おとなしい」と思われた時、どういう印象で上書きしていけばいいのか。どのようにギャップを見せて、逆にどのような印象に上書きをすることで、自分が損している印象をより良く変えていけるのかをケーススタディで示します。
2つ目は、「12人の名士に教わろう」。スポーツ選手や、童話、物語、マンガのヒーローたちは、印象をどのように変えてよく見せているのか。浅田真央、でんじろう先生、さかなクン、ドラえもん、シンデレラ、カラス……さまざまな登場人物の事例を交えて展開されます。例えばカラスは反面教師として登場。ゴミ捨て場、お墓など、存在する場所が悪い。そして色が黒というのはブラックリスト、黒星など、悪い印象として固定されています。しかしカラスは3歳児や犬と同じくらい知能が高い。でも、従前の悪い印象で、それが狡猾さとして受け取られる。鳩のように、もともと良い印象であれば、知能の高さということで評価されますが、悪い印象の場合はせっかく頭がよくてもずるがしこいと思われてしまうのです。
以上はほんの一例。他にも楽しくてためになる事例が満載です!
「自分は第一印象が悪い」「初対面の商談でうまくいかない」「就職面接で失敗した」……誰にもこんな経験があるのではないでしょうか。しかし、「仮に第一印象で失敗しても大丈夫!」と、逆転の発想で応援してくれる本が登場です。「印象は必ず変えていくことができる」「一度ついてしまった印象であきらめてほしくない」と力強く励まされます。この本を読めば、人と会うということに新たな視点を持つことができるはずです。
第一印象に縛られるな!|二瓶達|ナナ・コーポレート・コミュニケーション